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いざという時に役立つ!ケガや火傷の応急処置の方法

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あなたは最近、転倒して擦り傷を負ったことはありますか?

小さい頃は、友達とかけっこしている時に転んだり、何かの遊びの最中に擦りむいたりと、擦り傷は日常茶飯事だったと思います。
ですが、大人になってから擦り傷を負うことは、ほとんどなくなったのではないでしょうか?

その結果、ケガの処置に関する知識は、あなたの子供時代の知識で止まってしまっている可能性があります。

たとえば、あなたは「湿潤療法(しつじゅんりょうほう)」という言葉を聞いたことがありますか?

この処置は、擦り傷の患部を“洗浄”のみで治癒するという処置法です。
洗浄後に消毒をせず、絆創膏(ばんそうこう)も貼らないことで、身体が本来もっている自己治癒能力を使います。

少し難しい話をすると、皮膚は常在細菌(人体に日常的に生息する細菌)に対する耐性が高いといわれています。
そのため、軽い擦り傷の場合、異物(泥・砂)などが入らなければ、消毒しなくても感染症に至ることはほとんどないということが分かりました。
その結果、2001年頃から急速に普及が進んでいる処置法の一つです。

詳しくは、ひのクリニックさんのサイトをチェックしてみてくださいね。

整形外科・外科・漢方内科 ひのクリニック>湿潤療法

医療の世界は常に進歩しています。
もし、あなたの記憶にある医療の知識が古いままであれば、危険です。
いざというときのために、新しい知識にアップデート(更新)しておいた方が良いでしょう。

というわけで、今回は、大人になったからこそアップデートしておきたい、ケガや事故の初期対応について取り上げます。

代表的な五つの症例について取り上げますので、あなたの大切な人たちのためにも、しっかりメモしておいてくださいね。

転倒して「擦り傷」ができた!その際の初期対応って?

あなたのお子さんが公園で遊んでいて転倒してしまった!
その際にできた「擦り傷」。

そのまま放っておくといけないので、何か対処しないといけません。
あなたなら、まず、どういう処置をとりますか?

  • 消毒する
  • 洗浄する
  • 絆創膏を貼る

先ほどの文章をお読みになられた方は分かりますよね。
擦り傷の場合、最初にとるべき行動は「洗浄」です。

怪我した場所には、小さな砂やゴミなどが入ります。
なので、その砂やゴミを洗浄して取り除かないと、皮膚の中に残ってしまう恐れがあるんです。

だから、何よりもまず、怪我した箇所を洗浄します。
(実は、病院ではタワシのようなもので洗うこともあるんです・・・)

ちなみに、今の医療の現場では、洗浄した後、消毒をせず、絆創膏も貼らない「湿潤療法」を採用するケースがあります。
これは別名「うるおい療法」とも呼ばれ、身体が本来もっている自己治癒能力を使う治療法ですが、擦り傷を治すためには「傷を乾かさない」ことが重要だといわれているんです。

生きている細胞は乾燥すると死んでしまうので、傷を乾かさないことで、自然治癒力を引き出すというわけです。

※ただし、化膿によるジュクジュクした状態はそのまま放置すると危険です。
傷が大きかったり、患部が熱を持っていて痛みが強い場合には、医療機関を受診し、医師の判断を仰ぐようにしてください。

「火傷」を負ってしまった!その際の初期対応って?

ヤカンを倒してしまって、熱湯を浴びてしまった!
火傷を負った際には、二次感染が怖いので、慎重な対応が重要です。

火傷の初期対応で大切なのは「服を脱がさずに、ひたすら冷やす」ということ。
服の上から熱湯をかぶったとしても、慌てて服を脱がさないようにしてください。
ひどいやけどの場合は、皮膚がいっしょにはがれてしまうことがあるからです・・・!

服を着たままで、冷水をかけて、服ごと冷やすことが大切です。

冷やす際のポイント

冷やす際は、大量の水道水で冷やします。
家の中なら、風呂場へ連れていって、水のシャワーをかけるのがよいでしょう。
指などの火傷の場合は、洗面器に氷水を張って、つけておくのもいいです。

冷やすことで、火傷の跡が残りにくくなるほか、痛みを和らげることもできます。

ちなみに、冷やすときはできるだけ長く冷やしてください。
時間の目安は20分くらいが良いでしょう。
氷水につける場合は、患部の感覚がなくなってしまうくらい、つけるのがよいとされています。

水ぶくれができたら

火傷を負った後は、水ぶくれができることがあります。
この水ぶくれは、まさに最初に説明した「湿潤療法」の一種です。

あなたの身体が患部の治療を早めようとして、水疱膜を張り、湿潤環境を保ってくれるんですね。

ですので、水ぶくれはつぶさないようにしてください。

ちなみに、火傷の深さは、火傷を負った2日後くらいからハッキリしてくるといわれています。
もし、患部に異常を感じたときは、速やかに医療機関を受診しましょう。

「突き指」してしまった!その際の初期対応って?

スポーツをしていて、突き指してしまった!
そんな時の初期対応は「RICE」という4文字で覚えてください。

この「RICE」、突き指だけでなく、ねんざの場合にも使える応急処置です。
(※たまに「指を引っ張って」治療しようとする人がいますが、指を引っ張るのは脱臼と骨折だけです。注意してくださいね)

●以下の内容は「第一三共ヘルスケアからだの症状>捻挫(ねんざ)の対策」のサイトに掲載されていたノウハウを参考にさせていただきました。

R=REST(安静にする)

痛む場所を動かさず、なるべく安静に過ごしましょう。
患部を弾性包帯やテープなどで固定することもあります。

I=ICE(冷やす)

氷や冷水、冷感シップなどで患部を冷やします。
ただし、氷などを皮膚に直接当て続けると、「しもやけ」になることがあります。
ビニール袋などに入れてタオルや布などでくるんでから当てると良いです。

C=COMPRESSION(圧迫する)

腫れがひどい場合は、内出血が多いことが考えられます。
その場合は、内出血を抑えるために包帯などで軽く圧迫すると良いでしょう。
ただし、長時間強く圧迫しすぎると血液循環が悪くなってしまうので、あまり強く圧迫しすぎず、数時間ごとに巻き替えることをオススメします。

E=ELEVATION(患部を心臓より高い位置に挙げる)

腫れや内出血、うっ血などを防ぐために、患部を心臓より高い位置に挙げておきます。
もし、患部が足の場合は、横になってクッションなどに足を乗せると良いでしょう。

子供に「熱性けいれん」が起きた!その際の初期対応って?

「熱性けいれん」とは、小さい子供にだけ起きる、熱が原因で起こるけいれん(ひきつけ)です。
一般的には38度以上の熱があるときに起こります。

たいていは2~3分でおさまりますが、10分以上続く場合などは危険なので、以下の対処法を覚えておいてください。

けいれんの時間を計測する
(10分以上続く場合や、意識が戻らないままにけいれんを繰り返す場合などは救急車を呼んでください)
嘔吐で窒息しないように、横に寝かせるなど体勢を工夫する
(タオルなどを口に入れると、窒息の原因になるのでNG)
大声で呼ぶ・ゆするなどはNG
(刺激でけいれんが長引くことがある)
意識がはっきりするまで、薬・飲物を与えない
(気管に入ることがある)
けいれんが終わるまで、必ずそばにいる
●参考「柏厚生総合病院>熱性けいれん

「鼻血」が出た!その際の初期対応って?

大人になっても鼻血が出る人は多くいます。
鼻血は一度出ると、繰り返し出やすいもの。

衣服を汚さないようにするためにも、以下の止血方法を覚えておいてくださいね。

左右の小鼻のところを外側からしっかりつまむように圧迫する
横にならず、椅子などに座って、頭の位置を心臓より高くしておく
ある程度止血できたら,綿やガーゼを丸めたものを鼻の穴にかるく詰める
この状態のまま少しうつむき、“考える人のポーズ”をして、15分間動かないようにしてください。

鼻血の止め方については、以下の記事でくわしく紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。

鼻血の正しい止め方は【考える人のポーズ】だった!鼻血を早く止めるための応急処置と鼻血の原因まとめ

※それでも、大量に鼻血が出続ける場合は、耳鼻咽喉科で診てもらってください。
病院で出血を止めてもらう必要があります。

いかがでしたか?

今回の応急処置集、あなたの記憶にある処置法と異なるものもあったかと思います。
ただ、今回の記事で紹介した処置法こそが、2014年現在の医療の現場で使われている処置法です。

ぜひ覚えておいてくださいね。

それでは、最後にもう1問、多くの人が間違いがちなマナーの問題を出しておきます。

実は今、病気のお見舞いに小さな子供を連れて行くことがNGとされる風潮にあるんですが、その一番の理由は以下のうち、どれでしょう?

  1. 子供に病気がうつるから
  2. 子供が病気をうつすから
  3. 子供が退屈だから

答えは「2」の「子供が病気をうつすから」です。

小さな子供は、その免疫力の低さから、幼稚園や小学校などで集団生活をしている際に、風邪などのウイルスを持って帰ることがしばしばあります。
そのため、病気で免疫力が低くなっている患者さんに、そのウイルスをうつしてしまうことがあるんです。

特に、病気で入院している患者さんは免疫力が大きく落ちているので、小さな子供と会うのは危険です。

また、小さな子供は病院内ではしゃぐことがあるので、入院しているほかの患者さんの迷惑になるケースもあります。

そのため、最近では、家族であっても子供との面会を禁止している病院も増えています。

病院はひとりだけの場所ではなく、たくさんの人の命を守る場所。
大人のマナーとして覚えておいてくださいね。

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